COLUMN | ご家族の方へ

家族のこころの不調に気づいたら:ご家族ができること・相談先

公開日:訪問看護ステーションめぐみ

「最近、家族の様子がいつもと違う」「どう声をかければいいのか分からない」。そんなときにご家族ができることと、ご家族からも相談できる公的な窓口を、厚生労働省や東京都の情報をもとにまとめました。

この記事のポイント
  • いつもと違う様子が続くときは、こころの不調のサインかもしれません
  • 否定せずに話を聴き、無理に聞き出さないことが大切とされています
  • 保健所や精神保健福祉センターなどでは、ご家族からの相談も受けています
  • ご家族だけで抱え込まず、周りの人や相談窓口の力を借りましょう

いつもと違う様子に気づく

こころの不調のサインは、ご本人よりも身近なご家族が先に気づくことがあります。厚生労働省のサイト「こころの耳」では、睡眠や食欲の変化、疲れがとれない、気分の落ち込みや不安、口数が減る、人との接触を避けるなど、「いつも」と違う様子が10日から2週間以上続く場合は、こころの不調のサインかもしれないと紹介されています。

話を聴く・接し方のポイント

厚生労働省のサイトでは、ご家族の接し方として、次のようなポイントが紹介されています。

否定せずに話を聴く

「そんなことはない」と否定せず、ご本人が一番言いたいことを理解しようとする姿勢が大切です。話したがらないときは無理に聞き出さず、「話したくなったら聞くよ」と伝えて見守ります。

原因探しをしない

原因はさまざまなことが関係していて、特定できないことがよくあります。「今できること」を中心に考えます。

励ましすぎない

励まされることで、かえってつらくなってしまうことがあります。励ますタイミングについては、主治医に相談してください。

ご家族自身も休む

一人ですべてを受け止めようとすると、ご家族が疲れてしまいます。周りの人と協力し、ご自身が休む時間もつくりましょう。

受診をすすめるとき

いつもと違う状態が続くときは、精神科や心療内科などの受診をすすめてみることも一つの方法です。厚生労働省のサイトでは、病名などの言葉を使わずに「疲れが抜けない状態が続いているのが心配」などと気持ちを伝えること、初めての受診には付き添えるとよいことが紹介されています。医療機関は、厚生労働省の「医療情報ネット(ナビイ)」で、診療科や地域から探すことができます。

病状や治療についての判断は、医師にご相談ください。すでに通院している場合は、ご家族から主治医に相談できることもあります。

ご家族も相談できる窓口

ご本人が相談をためらっているときは、まずご家族が相談してみることもできます。

保健所

こころの病気について心配なご本人・ご家族・関係者からの相談を受けています(平日 9時〜17時)。多摩地域では、国分寺市・国立市などは多摩立川保健所(042-524-5171)、小平市などは多摩小平保健所(042-450-3111)が担当です。

東京都立多摩総合精神保健福祉センター

多摩地域にお住まいの方の、こころの問題についての電話相談です。ご家族や関係者の方も相談できます。月〜金 午前9時〜午後5時(年末年始・祝日を除く)。
電話:042-371-5560

区市町村の障害福祉の窓口

障害福祉サービスや自立支援医療などについて相談できます。国分寺市・国立市・小平市の窓口は、各地域ページでご案内しています。

家族会など

同じ立場のご家族と悩みを共有できる家族会なども、相談先の一つとして紹介されています。

訪問看護ステーションめぐみ

ご家族からのご相談も受けています。夜間・休日も、めぐみの電話番号(090-9060-9806)でご相談を受けています。まだめぐみをご利用されていない方もどうぞ。ご利用の相談などのお問い合わせは、月〜金 9:00〜18:00にお電話ください。
命に関わる緊急時は、先に119番に連絡してください(下の「緊急のときは」をご覧ください)。

地域の窓口は、国分寺市・国立市・小平市の各ページをご覧ください。

緊急のときは

命の危険があるときや、ご本人が自分や他人を傷つけてしまうおそれがあるときは、ためらわずに119番(救急)や110番(警察)に連絡してください。

夜間・休日に精神症状が急に悪くなったときは、東京都の精神科救急の受付窓口「ひまわり」(03-5272-0303、平日・土曜 17時〜翌9時、休日 24時間)に相談できます。そのほかの夜間・休日の相談先は、コラム「夜間・休日にこころの調子を崩したときの相談先」にまとめています。

訪問看護でできること

精神科訪問看護では、ご本人への支援に加えて、ご家族の負担や関わり方についての相談にも応じます。訪問看護を始めるには主治医の訪問看護指示書が必要ですが、「使えるか分からない」という段階でも、ご家族から訪問看護ステーションに相談できます。

めぐみでは、ご本人だけでなく、ご家族や関係機関からのご相談も承っています。夜間・休日も緊急対応をしており、まだめぐみを利用していない方からの夜間・休日のご相談も、同じ電話番号で受けています(ご利用の相談などのお問い合わせは月〜金 9:00〜18:00)。

訪問看護の始め方は、コラム「精神科訪問看護の始め方」でご紹介しています。

参考にした公的情報

2026年10月20日時点の情報です。制度の内容は変わることがあるため、最新の情報は各機関のページでご確認ください。

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