精神科訪問看護と相談支援・ホームヘルプの違い
公開日:訪問看護ステーションめぐみ
地域で暮らす方を支えるサービスには、精神科訪問看護、相談支援、ホームヘルプなどがあります。名前は聞いたことがあっても、違いが分かりにくいかもしれません。それぞれの制度や役割、利用の手続きの違いを、厚生労働省の情報をもとにまとめました。
- 精神科訪問看護は医療保険のサービスで、主治医の指示書にもとづいて看護師などが訪問します
- ホームヘルプ(居宅介護)は障害福祉サービスで、家事や身の回りの介護などを行います
- 相談支援(計画相談支援)は、障害福祉サービスを使うための計画づくりなどを行います
- 障害福祉サービスの利用には、区市町村への申請が必要です
3つのサービスの違い(早見表)
表は横にスクロールできます。
| 精神科訪問看護 | ホームヘルプ(居宅介護) | 相談支援(計画相談支援) | |
|---|---|---|---|
| 制度 | 医療保険 | 障害福祉サービス | 障害福祉サービス等の相談支援 |
| 主な内容 | 体調・気分の確認、お薬についての支援、生活や対人関係の支援、ご家族への支援など | 入浴・排せつ・食事などの介護、調理・洗濯・掃除などの家事、生活についての相談・助言など | サービス等利用計画の作成、利用開始後の見直し(モニタリング)など |
| 始めるには | 主治医の訪問看護指示書 | 区市町村への申請と支給決定 | 区市町村の窓口・相談支援事業所に相談 |
表は概要です。対象となる方や手続きの詳細は、各制度の案内や窓口でご確認ください。
精神科訪問看護
精神科訪問看護は、精神科の主治医が交付する「精神科訪問看護指示書」にもとづいて、看護師などがご自宅などを訪問する医療保険の訪問看護です。体調や気分の変化の確認、お薬についての支援、生活リズムを整えるお手伝い、対人関係やご家族への支援などを、主治医と連携しながら行います。
費用は医療保険の自己負担割合に応じ、自立支援医療(精神通院医療)を使うと自己負担が軽くなる場合があります。
くわしくは精神科訪問看護とは、費用は費用・自立支援医療についてをご覧ください。
ホームヘルプ(居宅介護)
ホームヘルプ(居宅介護)は、障害者総合支援法にもとづく障害福祉サービスの一つです。厚生労働省の案内では、ご自宅で、入浴・排せつ・食事などの介護、調理・洗濯・掃除などの家事、生活についての相談や助言など、生活全般にわたる援助を行うサービスとされています。
利用するには、お住まいの区市町村に申請し、障害支援区分の認定などを経て、支給決定を受ける必要があります。
相談支援(計画相談支援)
計画相談支援は、障害福祉サービスを申請した方について、サービス等利用計画を作成したり、サービスを使い始めた後に計画を見直したり(モニタリング)する支援です。窓口は、区市町村や、指定を受けた相談支援事業所です。
このほか、障害のある方やご家族からの一般的な相談に応じて、情報提供や福祉サービスの利用支援などを行う相談支援事業も、区市町村を中心に行われています。
組み合わせて使うこともできます
これらのサービスは役割が異なるため、ご本人の状況に合わせて組み合わせて使われることもあります。たとえば、体調やお薬のことは訪問看護、家事の手伝いはホームヘルプ、サービス全体の計画づくりは相談支援、といった分担です。どのサービスが合うかは、主治医や区市町村の窓口、相談支援事業所などに相談してみてください。
めぐみでは、相談支援事業所やグループホームなどの関係機関と情報を共有しながら支援しています。関係機関の方は医療・福祉関係者の皆さまへもご覧ください。
退院前後に使える支援は、コラム「退院後の暮らしが不安な方へ」でもご紹介しています。
参考にした公的情報
- 厚生労働省「障害福祉サービスの内容」
- 厚生労働省「障害のある人に対する相談支援について」
- 厚生労働省「訪問看護のしくみ」(PDF)
- 近畿厚生局「訪問看護療養費の取扱いの理解のために」(PDF)
- 厚生労働省「自立支援医療(精神通院医療)について」(PDF)
2026年10月20日時点の情報です。制度の内容は変わることがあるため、最新の情報は各機関のページでご確認ください。
ほかのコラム
精神科訪問看護について相談する
利用できるか分からない段階でもご相談いただけます。
